子どもを自主的に学ばせるには、「本を読む」という技術が必要かと思います。
「自主的に学ぶ = 自主的に本を読む」と言ってもいいかもしれません。
しかし改めて考えてみると、この「本を読む」は極めて高度な技術だと感じます。
文字の理解は当然のことながら、文章だけで頭の中でイメージし、理解する必要があります。
物語となれば、字面だけではなく、その意味するところやニュアンスをくみ取る必要もあります。
しかし、自主的に本が読めれば、親の手を借りることなく自分で学び始めることが可能なので、いかに早く「本を読む」段階へ到達するかがカギな気がします。
特に幼児期はまだ勉強のジャンルで好き嫌いが大きく出てきていないので、幅広い範囲を自主的に学ぶためには、早めに「本を読む」段階に到達したいところです。
(今までさんざん「大人扱い」して、難しい言葉を使ってきた理由の1つでもあります)
「本を読む」に行き着くまでには、下記の流れがいいかと考えています。
①暗記でもいいから、ひらがな・カタカナ・数字を理解する。
②フリガナが振られた図鑑を読む
③フリガナのない図鑑を読む
④本を読む
写真や絵が豊富な図鑑で文章からイメージする訓練を行い、最終的に写真や絵がない本を読むというアプローチです。
長男のハルはもうすぐ4歳になりますが、現時点では②の段階にいて、漢字もいくつか理解できるようになりました。
(ひらがな表・すうじ表を読み上げたり、絵本を読んだりと、親のサポートがかなり必要でしたが)
ちなみに、車が好きな長男のハルの今年のクリスマスプレゼントは
「ダイナミック図解 自動車のしくみパーフェクト事典 第2版」にしました。
(漢字だらけでフリガナもないので、全く幼児向けではありません。親がひたすら読むことになりそうです(笑))
2022年7月に第2版が出版された最新版であり、著者の古川修氏もホンダで研究開発したり芝浦工業大学で教鞭を取ったりしている方で、内容もよさそうなので。
ハルは数字や目次の概念も何となく分かってきているようなので、機会ができたら、辞書の引き方も教えたいですね。